今年のGWは、暦の振り分けが良く4月28日から5月6日までのお休みが多いのではないでしょうか? 近くのペットショップやドッグカフェ、ドッグランも大盛況でした。
あるペットショップの広告から・・”
ブリーダー直販!だから安い!””
ミニチュアダックス ¥29,800!!”
皆さんは、どう感じますか? 欲しいと思いますか?
29,800円のダックスってどんなダックスでしょう?それではぬいぐるみも買えませんよ!
勘違いしないで下さいね。犬の種類が同じならばカラーと性別だけが違うだけで同じ犬になるものだとは思っていませんか?血統書がついているから間違いないと思っていませんか?
大きな間違いです!
当方では
犬質という言葉を良く使います。犬質とは・・文字通り犬の質(外見上)なのですが、わかりやすく説明しましょう。人間でもイケメンとそうでない人や長身でモデル体型とチビでずんぐりむっくりの人がいますよね。その人たちは全て人間(Homo sapiens)という生き物なんです。お付き合い、結婚するならあなたはどちらを選びますか?(性格や知識とかは無視してます。あくまで外見上ですので勘違いしないで下さいね)
ダックスにも同じように外見上の質があります。それが
犬質なのです。当方では、ショウタイプ・ブリードタイプ・ペットタイプと大きく3つに分けています。また、そこにカラーが入ってきます。人気・不人気ではなく、産まれやすい(優勢色)・産まれにくい(劣性色)になります。例えば、ブラックタンやシェーデッドレッドが産まれやすく、チョコクリームやシェーデッドクリームが産まれにくいカラーです。
子犬選びの選択肢ですが、例えばブラックタンとチョコクリームの子犬が同じ価格でいたとしましょう。この2頭は犬質はブラックタンが上、カラーはチョコクリームが希少色ということになります。子犬の時期はカラーでチョコクリームの方が目を引きますが、成長と共にブラックタンがドンドンダックスとして目立ってきます。どちらがいい悪いではなく好みの問題でしょうが、犬で目立つか、カラーで目を引くかということになるでしょうね!満足感の違いです。
また、最近「
3万でクリームの子犬はおるか?」とか「
ペットショップ○○で2割引してるけど・・お宅はいくら引いてくれるの・・」また「
ブリーダーはペットショップより安いん違うんか!」いう
ふざけた問い合わせがたくさんあります。そういう問い合わせにはまともに応えません!
29,800円のブリーダー直販の犬を買ってあげてください!その子の命を救うと共にあなたの「私が買ってあげないとかわいそうだから・・。」という偽善者ぶった考えを満たすために・・。